CD-RについてのFAQ

よくある質問コーナー


CD-Rについて

●現在では多くのコンピュータシステムで有効な活用法が見出されている
CD-Rはレーザー光線による蒸着面へのデータトラック書き込みにより実現された、
非常に手軽で信頼の置ける情報記憶の方式です。当社では、このCD-Rを
利用した音楽ソフトの制作システムを97年より提供させて頂いております。

ここからは、技術的な質問にNa2−Recordの

技術スタッフがお応えいたします。


●Nov.1999 Mr.H よりご質問
Q: CD-RW買ったのはいいのですが、 ウチの環境で音楽CD焼くのって丁半バクチより
確率低い事ってあるみたい。CDプレーヤ3台別個に使ってチェックして、
渡したら「聴けませんよー」だって。ウチで聴いている分は全然障害なかったり、
焼くのを失敗したから転がしておいたら、何故か読めるようになったり。 データに関しては
失敗した事がない。 こりゃ、何だろう…。生焼け(レア)か? 手探りでメディアと書込み速度を試して、
安心できる結果を求めるような泥臭い作業が必要みたいだ。書籍とインターネットで
情報収集したけれど…。CD-Rを使う上で何か苦労されました?

A:CD-Rの書き込みは、色々苦労が付きまとう物で、当社では小ロットでも安価で同じ品質の物が作れるのが
魅力で、私たち技術屋は元来コンピューター関係なんでもとっついてみてからアタフタするタチなので、最初は
やはり苦労 しました。 CD-Rで音楽ソフトを書くには、1に環境、2にメディア、3、4がなくて5に根気 って所でしょうか。
順を追って現状を把握しましょう。
1.PCのスペックは?(CPUスピードよりメモリ容量が重要)
2.データ転送には何を使っていますか(SCSI?IDE?)
3.書き込みソフトは何を使っていますか?
4.書き込みフォーマットは?(CD-DA・Disc at Onceで書いてるかな?)
5.書き込みスピードは? 6.データのバッファリングはしている?(もちろんHDにね)
7.使っているメディアは?
一般的に音楽CDが聞けない理由は
1.プレイヤーが書き込みフォーマットに対応していない(Philipsが基準を公開
する以前の標準では、今CD-Rで書き込んでいるCD-DAは読めない、但しそんな
前近代的なプレイヤーは90年以降作られている筈が無いのですが...)
2.メディアによってはデータの保持性能に著しく差が有る(国産の国産メディ ア...
国内ブランドで海外生産しているものも多数有り...ならあまり心配は
有りませんが、特に台湾関係の”Mr.DATA”、”Princo”、等は著しく差が
あります。国産でもは製造時期によりドえらいブツが混じって所もあるらしいです。)
3.書き込みが上手く行っていない(音楽CDにはシンクロコードが時系列で
記憶されていて、これが正確でないとノイズがのったり、再生できない場合があったり、
プレイヤーによってはいきなりERRORが出たりします。頻繁に出る場合は
書き込み速度を×1にする事をお勧めします。またソフトに拠ってもハードに
よってもこれが生じる事は多いです。知人が19800円のCD-Rライタで30枚
近くメディアを無駄にしたそうで、結局音楽CDは諦めたそうです。)
4.聞けたメディアが聞けなくなった(ご存知の通りCD-Rはレーザー光で記憶層に
光学的処理を与えてデータを記録しているので、その層に再度記録用の光線を当てれば
内容は消失します。この原理でCD-RWは作られていますが、世の中にはレーザー光なんて
言う物がそう簡単に、道端に転がっているみたいな筈は無いと思われるかもしれませんが、
意外にも蛍光灯や赤外スポット等を初めとして生活上でも簡単に発見できますし、一番厄介
なのはやはりお天道様...太陽光なわけです。友人がCDラックを窓際に設置してCD-Rを
ストックしていたそうで、この夏を境に一枚また一枚と聞けなくなって行くのを、 ただ涙ながら
呆然と待っていたそうです。無知とはこれかなしきものです。)
でもイチバン今までで悩んだCDの障害は、友人に渡した音楽CDで何をどうやっても音が出ない奴、
これが帰ってきた時はさすがに驚きました。だって最初っからナンにも書いてないんだもん...
忙しくて、書いたディスクと書いてないのを 混ぜちゃったらしくて...

●当社製品CD-R盤製品データメモ
当社で販売しておりますCD-Rは現在以下のようなスペックで作られています。
記録方式: CD-DA、(総てDisc at Onceにて書き込み)
記憶媒体: シニアン系 650MBメディア (三菱化学社製・メモレックステレックス社製 を中心に使用)
書き込みソフト: WinCDR 5.0(アプリックス社製)を使用
書き込みハード: CDR400シリーズ(YAMAHA社製)を複数台使用
総ての音楽CDは、同期信号の不整合を予防する為、等倍書き込みで作成しております。
●ご不明点・お問い合わせ
小森音楽事務所 CD技術部 まで
渋谷区神宮前4‐24‐15 〒150‐0001
TEL:03−5413−5877 FAX:03−5413−5919

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