業界初!技術系コラム
題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」

2000.8.10
さて、今回始めたこのコラムは以前から続けていた、リレーコラムが
なかなか繋がらなくなった事、それと多方面から要望が多かった
「技術系の話」を少し絡め、少々笑えるネタも含んだ、新型コラム
を登場させるべく、始めたモノであります。
 
題して「今更、聞けない技術講座・コンピューター編」!
 
私、BBDは技術系の人間で、工業・技術系の大学で学び
(専攻は音響です...)、最初就職したのはソフト開発の会社!。
ここで、 「ソフト開発は体力」という現実を体で覚えた後、その技術力を
活かし セキュリティー系のベンチャー企業へ...
ここでは、「金は天下の周 りモノ...」という現実を体で覚えた
後(この会社は今有りません)、コンピューターの講師などを
してしばらく生活していました。 これがすごかった...
某東南アジアの国へ講習に行き、英語を交 えて2週間の講習で、
色々と体験いたしました。この時に「旅先で生水は飲むな!」
という現実を体で覚えさせられた後、ここまで全ての自分の人生を総括し...
「もうネクタイ締めるのいやだ!」と言う結論(本当は太りすぎで
苦しかっただけ!?)に至り、一転して音楽という名の自由業
(給料はもらっていますが)に転身した 訳でありますです。
 
音楽屋はじめて、良く分かった事は「音楽で金を稼ぐのはタイヘン」
ということで今、身にしみております。まあそのわりに痩せないけどね...
 
そもそも、自分がコンピューターに興味を持ったのは、大学に入る
前後でした。やはり楽器や音楽には、人一倍関心を持ち、中学生
の頃自分で楽器(ギター)を作った事がキッカケで、電子楽器に
対する興味はかなり大きかったように覚えています。
 
大学に入る前に、シンセサイザー(これは冨田御大の”惑星”が
引き金で、そのあとシンセサイザーが鳴っているレコードかき集
めていたです)と接触があり、そういうものの開発とやはりギター
のような弦楽器などに対する思い入れと交錯し、「まあ音響工学っての
はどっちもアリだろう」という軽い考えで、理科系を志望しました。
 
しかし、数学・物理・化学...どれも不得意で(文系科目はもっと
不得意でしたが)単なるマヌケな受験生と化した私に、かなりの
試練が降りかかったのは言うまでも有りません。
学校が英語の教育に熱心だった事が有り、受験もその辺でパスして
(多少時間はかかった...浪人って奴ね!)大学に入ると、さらに
落ちこぼれて...そりゃあもう4年で卒業できたのは奇蹟と周囲からも
言われておりました。 大学生の頃から、コンピューターをいじり始め
(授業などで触る事が最初の一歩で、他にもPC:パソコンなるモノを、
導入したのも割と早かったみたいです)まあ何よりとっついてイチバン
イジリ倒したのは大学4年になって買った、音楽用のシーケンサー
で、当時死ぬほどバイトし倒して、手に入れた覚えがあります。
 
これはマイクロコンピューターのレベルですかね...いま考えると。
MC−500というローランドの初めてのMIDIを使ったシーケ ンサーで、
当時は学生バンドでこれを使っているのはなかなか 見かけない頃でした。
シーケンサーというと、最初に頭に浮かぶ のはYMOのステージ後方中央にデン
と機材の山に埋もれて、 お仕事をしていた松武氏(冨田先生のお弟子さんなのだ)
が常用 しておられたMC−4っていう、フル・アナログの(つまり音の情報
が総てアナログの電圧値で送られるスグレモノ!?)シーケンサーを伝説の
ように語っていた頃で、バンド小僧達には「MIDIってなあに?」という時代でした。
 
さて、突然ですが良く人に聞かれる事で「コンピュータについて、
どうすれば詳しくなれるのか?」そんな質問を最近も受けました。
詳しくなるには勉強すれば良いわけで、こんな事をここで書いても、
別段何も起きないでしょう...しかし、皆さんが知りたがっているのは
「俺みたいなチャランポランで、不器用な奴がどうして、コンピューターの
話させると、知ったような口を利いているんだろう?」...
そんな事でしょう!??ここだけの話、タネあかししましょう。
 
勿論、勉強嫌いの自分にとってそれは生活する為に必要な知識
だから多少は勉強しましたが、基本はハッタリです。
ぜんぜん関係ないようですが、実は「英語を勉強すれば、
大体 技術的な専門用語が何を意味しているか想像が付く」のです。
想像が付けば、横文字連発の怪しい専門用語トークに自然と
入って行けるばかりか、「あいついいかげんな事言ってる」とか
「あいつ使い方間違ってやんの」などという恐ろしい裏の事情まで
見えてきちゃうんですから、恐ろしい物です。 これは大学でも教わりました...
 
今でも結構鮮烈に覚えてますね。技術系のセミナーでなぜか
その大半を英語の授業で費やすなんて、あの頃は
理解し難かったけど、役に立ちました。
 
例えば前に出てきたMIDIって何かと考えてみましょう。
MIDIは(Musical Instruments Digital Interface)の頭に付いている
大文字の部分だけを略して繋げた言葉です。この英語の意味を
考えてみましょう。Musical Instrumentsはつまり楽器ですよね。
音楽の道具...って事です。 Digitalは言う所のデジタルで、この意味合い
に付いてはデジタルとアナログの説明を後にゆっくりしましょう。
Interfaceは...適当な言葉が有りませんが、インターフェースって書いちゃうと
「サボってんな」と思われるので、ここではあえて接続・連携を担う窓口、
ないしは窓口の種別...ちょっと長いですがそういっておきましょう。
 
つまりMIDIってのは出来た時に「電子楽器をデジタルで制御する為の
インターフェース」という言い方で紹介されましたが、この紹介が出る
前に、英単語の羅列だけで内容まで理解できそうな気分になってしまいます。
面白い物です。
 
現在ではMIDIは殆ど全ての電子楽器に採用され、いわゆる電気楽器
(エレキギターやエレピ)にも多く取り入れられ、演奏データのデジタルデータ化
により、様々な生楽器の演奏データを、記憶する事も可能になりました。
良く聞く”MIDIインターフェース”(有名な雑誌でもこう書いてある)ってのは変ですよね。
 
だってインターフェースがダブってるから、”灰皿入れ”とか”頭痛が痛い”
みたいなもんでしょう。笑っち ゃいましょう、こういうのを見た時には。
MIDI信号とかMIDIケーブルとかいうのは何の事だか分かりますよね。
しかし言葉だけでは実際にどんなモノかは想像が付かない。
 
ちなみにMIDIケーブルって市販されているモノ、プラグの形状を見ると
端子が5個出ているから、ケーブルも5本線が入っていると
思いますよね。自分達も知らなくて最初は秋葉原で5芯のプラグと5芯のケーブルを
買ってきて作ったんですが、実は2芯で良かっ たんですね〜。
つまり信号線が2本とGND(グラウンド・設置・ア ース等といいますが、
要は信号の入口と出口のうちの出口だと 思えばいいでしょう。
GNDはGroundのGNDを取っただけです) しかつながっていないんで、
それだったらあんなプラグ使わなくて も良いのになあ〜なんて思いました。
 
今回は余談から余談へ行って、余談で終わりましたが、
次回から は色々書いて行きたいと思います。
2000.8.10 (暑い夏、いつか過ぎ去る、夏休み)
 
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