業界初!技術系コラム
題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」
2000.10.10
第五回目〜
日本シリーズなんか早くおわっちゃえ!
やってきました技術講座5回目でごんす。
さすがにこの時期まで来ると、肌寒ささえ感じるようで、鼻っ風邪
ひいてしまいました。うぅ〜つらい...
早速質問が来ています。
「はろ〜BBDさん!おげんきでぶか?(ウルセー!)私は16歳
の女子高生で"あすか"です。(ホゥホゥ!)コンピューターの事
あまりよく判らないんで、聞きたいんですけど、パソコン買おうと
思って、調べにいったんですけど数字がやたら多くて、何がなにやら
全然わかりません。それにHDとかCPとかゴルフとかボーリング
みたいな英語...(こんな事良く知ってんなあ!)の意味も判りません。
優しく説明してね...("優しく"じゃなくて"易し く"じゃないの?)」。
"あすか"さん、メアド(メールアドレス)が俺の知り合いの野郎
のと同じだったけど、気のせいだよね...
奴と付き合うのは止めた方が良いっす!?...まさか俺に嘘ついてないよね!
何か変な想像しながらこのコラム書くのも、不健全なのでまぁ話を元に戻しましょう。
パソコン買うときにまず考えなきゃいけない
のは、自分が何で必要 なのか...という事で、例えば
「メールのやりとりしか必要ない」とか「ついでにインターネットもしたい」とか、
他にも「ワープ ロに使いたい」、「年賀状の印刷がしたい」、
「ホームページが作 りたい」、「携帯電話のデータ編集がしたい」などなど。
この辺の仕事をさせるので有れば、正直に言って価格設定で言うと
一番安い機種でOK。更に言えば、中古でも大丈夫です。
1年半前にウチのレーベル所属のシンガーさんのうちに、パソコン
をセットしにいった時も、中古のF社パソコンを秋葉原で約3万円
(本体は1〜2万円でした、モデムと同じ位の値段かな)で
入手しすったもんだで何とか動くようにして...
まあこれが立派に動くんだなぁ...
この方晴れて最新型PCを最近入手されたので、上のPCはめでたく廃業
となりましたが、最初に書いたPCでやりたい事は、まさにこの人のご要望
にちかいものがあるです。まあこれにゲームもしたいというご要望が
あったので、ソリティア・フリーセル・麻雀くらいは出来るようにしてきました。
ちなみにWindows機でしたが。
この機種が「CPU:P−1・100MHz、HD:500MB、
Cash:128KB、16MB・SDRAM...」という奴で
これだけで(他の付属品はまたいずれ説明しましょう。)どの程度仕事が
出来るか判断できるわけです。
CPUはご存知セントラル・プロセッシング・ユニットの略で前回(だっけ?)
コラムに書いた通りです。つまり脳味噌ですね。
ここであなたに手紙を書くという仕事が科せられたとします。
ここであなたはどうするか?あまり細かい事にはこだわらず、
一般的に そしてごくごく簡単に考えてみましょう。
まず、手紙を書くのに便せんとペンを用意します。そして机に向かうでしょう。
物のたとえと思って聞いて下さい。
まず必要な物!手紙の内容を考えるのにあなたの脳味噌、それから
書く為には、脳、手、そ れをつなぐ神経が必要なのは基本ですね。
これは前回書いた通りで、CPUやOS、I−Oデバイス、バスなんかという
相関関係で一回納得して頂いて、仕事をするときに使うのは脳と考えて下さい。
これがCPUです。後に付いてくる数字の方を説明しましょう。
P−1のPはPentiumの略(聞いた事有るでしょ)で、脳の種類だと思って下さい。
インテルという会社が作っているCPUの名称でペンティアムと呼んで
いますが、Windows機ではこれが色々な意味での標準になっていて、
多数使われています。 他にもCelronっていう種類もあり、これもインテル社が
作っていますが、性能自体はあまり差がないものの、
拡張性など多少差が有る、ペンティアムより安いCPUです。
他にもAMD・Kシリ ーズや、Cyrixなど色々なCPUが作られています。
そのあとの100MHzはCPUのクロック周波数といい、まあこれが実質上の
動作スピードだと思って下さい。頭の回転が早いと遅いとかいう、アレです。
携帯電話とかでも800MHzとか書いて有るでしょ、これ周波数と言って、
一秒間に何回...をするっていう単位でHz:ヘルツ とよみます。
その前のMは下の方で説明しますが、例えば一秒間に10回腕立て伏せ(無理!)
をすれば、「腕立て10Hz」で、音波でいうと440Hzがドレミでいうと「ラ」の音
にあたるわけです。つまり一秒間に音の波が440回発振されたという事です。
さて能の次は、手紙を書く道具です。
まず、机に便せんを広げます。ここで机にあたるのは上の記述では
16MB・SDRAMっていう部分です。SDRAMのSDは今回いろいろな
種類があるので、敢えて説明しませんが、まあ種類ってことで納得して下さい。
RAMっていうのは、Random Access Memory というメモリーの事で、
もっと原始的に言えば、メモリーっていうのは脳細胞のような物で、
データを書き留めて置けるメモ帳の様な物と考えて下さい。
ランダム・アクセス・メモリーのランダムはご存知の通りの意味で
ランダム:無作為にという意味なので、アクセス:接触・通じるに
かかってきます。意味通りだと「どの場所でも自由にアクセス出来る記憶媒体」って所
ですが、現在は最初の意味あいから進化して、「読み書きが出来る記憶媒体」
と皆さんが認知して使っています。
対応する言葉はROMでこちらは英語の通り
Read Only Memory:読み出しにしか使えない記憶媒体、という事です。
16MBってのは机の広さだと思って下さい。
例えば手紙に写真を くっつけようと思うと、便せんだけではなく写真も
机に広げるでしょう。そしてたくさんある内の写真から何枚か
選ぼうとしたら、並べて広げるでしょう。
そうこうしている内に机に乗り切らなくなったりするのでは有りませんか...
だから、様々な仕事をさせるときは広い机(つまり大きなメモリ)が
必要になってくるのです。 Cashってのは本当はCascheって書くのが
正解という意見もありなのですが、これが便せんの事だと思って下さい。
同じくメモリの種類ですが、こちらは直接ペンが乗るほうで、作業域という
言い方が一番ピッタリ来るかもしれません。
なんでキャッシュって呼ぶのかは、習った気もしますが忘れちゃいました...
誰か教えて! 数字の128KBはやはり大きさですね。
つまり便せんの広さ。 大きい方がやはり文字もいっぱい書ける訳で、情報量が
多くなり、 仕事をするにも都合がよい訳です。
さっきの16MBと128KBとどちらが大きいかって...
それはもちろん16と128じゃ8倍も違うんだから断然128KBの方...
と思った方「ハズレ」です。このBはバイトで、データの単位です。
これも後に説明する事にして、MとKは何?ということですが、別に松井と清原
でじゃあ次はTでしょなんてつまらない事言ってないで
(悲しい!!特にこの季節!)たとえば、あなたの体重何キロ?、って時
のキロは例えば、70Kgとか書くでしょ。このKです。
キロってのは通常1000倍っていう意味の言葉で、1Kgは1000gだって
習ったでしょ。 同じくMはメガといい、1000×1000で1000000倍
と言う意味です。その上もあって1000×1000×1000はG :ギガと
表現します。 だから16MBはつまり16000KBです。
だからこっちの勝ちって訳です。
メガトンパンチのメガもこれです。(...って言わないか!?)
最後にHD・500MB...HDは Hard Disk:ハード ディスクの略で
つまり「固い円盤!?」の事です。 少し余談ながら、ディスクってのは円盤ですが、
これはDiscと 書くのが正しいのかDiskと書くのが正しいのか、
これは私も判断しかねる問題で、辞書などを見てもどちらも載っている。
深い問題のようです。詳しい人教えて下さい。
固い円盤?...何のこっちゃ!?
で、この固い円盤が何をするかというと、常に回り続けて情報・デ ータを
書き込んだり読み出したり、これを繰り返す代物です。
最初はご存知のフロッピーディスクがその祖先で昔々MSーDOSという
OSがあり(実は今でもWindowsが使っているのです が...)これは
MicroSoft Disk Operating System の略で、
つまりマイクロソフトという会社が作った磁気ディスク(最初はフロッピーを
指していた筈!)用のOS (オーエスは説明済みですね)という意味です。
フロッピーがやがて高速化し、大容量化し、パソコンの本体内部に
組み込まれる様になり、固定ディスクと呼ばれるようになりました。
Hardはハードウェアのハードですね、いわば装置的で付加的 とか可変的では
ないものと考えて下さい。やはりその後の数字は容量で、バイトはデータの単位
(何だか判らない人は、またの機会に!)でBと書き、その前のMはメガでしたね。
今では容量も巨大化して20GBとか30GBなんて言うのが主流です。
Gはさっきも書きましたがギガで、1000の3乗倍という意味です。
20GBで大体フロッピーディスクが1万4千枚分くらいでしょうか。
10年前では考えられなかった事です。
今回はかなり長くなってしまいましたが、また今月後半も書きます のでお楽しみに!
2000.10.10 (コンピュータ、買って2ヵ月、もう旧型)
97%!ディレクター兼ドラマー兼コンポーザー兼雑用!!BBD
#比重で言うと、ディレクター<ドラマー<コンポーザー<雑用#
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