業界初!技術系コラム
題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」

2000.8.20
第二回目です!
暑いっす...私みたいな体形の人間にはつら〜い季節です。
 
事務所の方ではオペラなどやっていまして、これが結構大変みたいで、
事務所は てんやわんやですが、レーベルの方はマイペースでやっております。
私はこの夏は録音関係でスケジュールがびっしり。夏休み3日だけという
スケジュールでしたが、まあ色々楽しい夏でした。
面白いフォークデュオをウチ のブレインH氏が見つけてきて、
その打ち合わせが始まったところです。
こちらもお楽しみに。10月までには音もお聞かせします。
 
先日、さるディレクターさんに「Naって技術系レーベルですよね!」と
言われ、いままで意識した事がなかっただけにそういえばと、うなづいちゃい
ました。  レーベル始めたときの言い出しっぺ4名のウチ、
自分を含め3名が理科系で 97%!の最初のレコーディングに参加した
ミュージシャンは6名中4名理系。
内、3人はコンピュータ屋の経験ありないしは現在も本業にしていて、
福冨氏は勿論、自分の大学の先輩でバリバリ理系。
今度、録音を始めたリカーウエル のまなぶ君も理系で、
所属アーティストで活動中のグループは全部に理科系の人
が入ってるってこと。気がつかなかったなあ。
 
で、技術相談です。  
「コンピュータ買いたいんだけど、少し待つともう少し安くて性能が
いいのが でそうなんで、迷っています。良いアドバイスはありませんか?」
というメールを頂きました。これは永遠のテーマですね。
 
考えたら自分が最初にMACでシーケンサーのシステム
(MIDIでシンセを 鳴らす為に買いました)買ったとき、ローンだけど
全部で120万円くらいかか ったです。先日、中古コンピュータショップで、
そのコンピュータと全く同じ機種の中古が目もあてられないような
値段で売っていました。1万2千円だってさ。
技術は進み、価格は下がる...これは致し方の無い事で、
勿論待っていれば 性能が上がり価格の下がった機種がでるのは
当然です。これで待っていればいつまで 経っても、コンピュータが手に
入らないので、この言葉を捧げましょう。
コンピュータ・欲しいときが・買うその日!
 
今日はコンピューターの身体の構造の勉強です。
コンピューターの保健体育ってところですかな。  
突然ですが、コンピューター(特に最近で言うところのパソコン)を理解
するには人間に置き換えて考えると話が早い...これは自分がそう言う講義を
あちこちで行っていた時のちょっとしたノウハウで、意外にとっつきにくいと
思っている人は、そういうコンピューターに対する愛情とか思慕みたいな物を、
全く持っていないという見地から、実験的にそうしてみましたが、これが案外
コンピューターに詳しい奴が喜んだりして、まあ楽しいモンです。
おっと、まずはパソコン...これはパーソナル・コンピューターの略で
つまりは「Personal:個人用・個別、独立の...+Computer: 電算機」で
まあ日頃皆さんが使っているような意味で正解ですね。
蛇足ながらコンピュート(:Compute)は計算・解析のほかに勘定する
という大元の意味があって、まあ経営や商売にコンピューターを使うのは、
かなり語意に即した使い方って所ですかねえ。
元々コンピューターが巨大な電卓だった頃から、そう呼ばれていたかどうかは
定かではありませんが、真空管を使ったアナログのコンピューター(大きさは一部屋
くらいあったそうな)をわずか50年ほど前までは「最新型」と呼んでいた訳です
から、”パーソナル”がつくまでに日進月歩で技術が進んだ事を物語っているわけです。
 
このパソコンは、人間が行う仕事を代わりにしてくれる...
ってのは皆さん ご存知でしょう。
例えば面倒臭い計算してくれたり・手紙のやりとりしてくれたり・
絵をかいてくれたり・音楽を作ってくれたり・他にも24時間見張りをしてくれたり・
工場で 物を作ったり、物を運んだり、そう言う事の監視をしてくれたり、
果ては翻訳とか 編集、なんて真面目な事から犯罪にまで使えるスグレモノ。  
ちょっと考えれば判るとおり全部人間がやっていた事ですよね。
 
さて、人間は何か行動をするとき・物事を考えるとき...どうするでしょう?
恐らく、脳に「何かしろ!」という指令が出される前に、情報を脳に
取り込むでしょう。場合によっては目から、時には耳から、またある時は
手で触れて、 ちょっと変わったケースではおなかが痛くなったり、
お尻がかゆくなったり まあそういう情報がまず脳に送られるでしょう。
そこで始めて「お尻がかゆい から手で掻け!」とか
「おなかが痛いから、トイレを捜せ!」とか判断をするのです。
CPUっていうのが人間の脳にあたります。そして視覚・聴覚などの感覚や、
触覚等様々体感できる感覚を司るコンピューターの部分は
IO−デバイス、つまり入出力機器と言うわけです。
 
CPUはCentral Processing Unitの略で意味は中央処理演算装置です。
Processは処理の意味だと判れば簡単でしょうけど。
まさに身体のコントロールの中心で、情報を処理している脳なのです。
IO−デバイス(:入出力装置)というのは種類が多いので説明が一様に
なりませんが、まあ良くみるところではキーボード・マウス・モニタ・プリンタ
など総てこれにあたります。
1対1の対応は出来ませんが、時には情報を得る ための目や口や鼻、
手や足になりうると考えれば、分かりやすいかも知れません。
人間は脳とそう言う感覚を司る人体パーツを、”神経”がつないでいます。
これがBus(:バスと呼びます)にあたります。このBusがなんでそう呼ばれて
いるかは自分もはっきりとは判りません。誰か詳しい人教えて。
どんな辞書見てもBusは乗る方のバスの説明だけで...たしか、自分が
習った先生はこの疑問に「その線の中を情報を載せたバスが走っとるんじゃぁ!」
と言う無茶な説明をしておられました。まあとにかく”神経”です。
 
これで、仕事ができるような身体が出来たわけです。まてよ、コンピューターは
成長しないのか?出来たときから仕事が出来るのか?
この疑問...次回お応え しましょう。
 
くれぐれも暑いからと言ってビール飲み過ぎたりして、
身体を壊さないように。(俺の事かぁ?)
ではまた!
 
2000.8.25 (もうやめて、止まらん汗と、熱帯夜)
 
97%!ディレクター兼ドラマー兼コンポーザー兼雑用!!BBD
#比重で言うと、ディレクター<ドラマー<コンポーザー<雑用#
質問やご意見お待ちしております。
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