リレーコラム
1999.10.17
お久しぶり、コラム再登場のＢＢＤです〜。
ここ数カ月、色々やりました。
主に録音関係の裏方が多かったですがなんやかんやドタバタしてて、
結構忙しかったです。 んでも、全然金にならない話ばっかりで、少しウンザリ
（昔、これのこと トイレにザリガニとか言ってました、アホくさ！）もしとります。
仕事がらコンピュータやら様々な録音機器なんかを自由自在に操って
（あくまでも希望が入っております）、日々暮らしておりますので、おのずから
コンピュータの相談を受ける事が多く、コンサルタント宜しく色々な会社やら団体、
あるいは友人なども含めて指導したり、話を聞いたりしています。
ここで盲点というか、なんとも初歩的なのか、笑うに笑えない
始めてコンピュータを触る人達のお話を幾つか．．．
（まあ自分の話が 入っていない事だけは事実ですが、思えば
自分も最初どうだったかは、 思い出したくないですね）。
ＰＣの購入から設置までお付き合いした友人のＨ君。
頭の回転は早いのに 何となく間の抜けた話ばかりが目立つ、変な奴。
とにかくあわてもので、 ＰＣも買ったその日にバタバタっとプロバイダーの加入
から、アプリケーション
のインストゥールまで突貫工事でやらされてしまった。
数日経ったある日、Ｈ君から電話がかかった。「あの〜、○○ちゃんの所に
メールを出そうとしてもどうしても行かないんですけど？」、で早速
アドレスを
読ませたら「QYX000@...って書いてありますけど、相手が最初の３文字は
大文字でって言ってるんでそういう風に書いたんですが」と、もっともらしい話で。
色々やりとりの末、結局メールは送れず緊急事態 と言われ、急ぎ彼のオフィス
へ行き、メーラーのアドレス帳を見て唖然！
メールアドレスの大文字は総て全角の大文字アルファベットで書かれて
いて、
小文字になるべき所は半角で打たれていた。
「学校で習わなかったの」と
笑いながら聞いたら、「絶対に習ってない！」 と開き直っていました。
この男、先日も知り合いのＰＣのプロバイダ・サインアップ
（つまりＮＥＴの利用契約）の面倒見てやるまではいいんだけど、
ＩＤ とパスワードをメモに写し間違えて、その上ご丁寧にログファイルまで
消しちゃった。おかげでその子は丸２週間、インターネット出来なかった。
今度は別の人の話。仲間うちの通信の急激な電子化でメールアドレスを
もっていないのは自分だけ．．．幾分取り残された気分で、ようやく
ポケットボードを手にいれたＫ君、手に入れたは良いが全く使いこなす
自信無しで、読むだけモバイラーに徹して数週間が過ぎました。
しかし俺に「とりあえずメールを書いてみないと操作方法判らないまま
だから、
何でもいいから書いた方が良い」と言われて、やっとその気になり
とりあえず２通メールが来た。１通は無言メール．．．まあしょうがないか
と、次の一通を開けると「こんにちわ。きょうれいのソフトウエアお
インストールしてください。Ｋ」と書いてあり吹き出してしまいました。
この男、会社でワープロ（これも死語かな）使うときも、女の子や部下に
やらせちゃう奴で、全くさわった事がなかったみたい。そのあと丁寧に
標準かな文字の入力方法、変換方法等を教えて上げて、さらに一週間で
「俺はモバイラー」と吹くようになっていました。しかし、デート中に
車の中に置きっぱなしだったポケットボードは、哀れ”車上荒らし”によって
二度と帰らぬ運命に．．．その後、メール通信の途絶えた彼は「俺のモバイル
ギアは自分でモバイルしちゃった」と周り中に言っているそうです。
最後は少し詳しい奴の話。元コンピュータ関係の仕事仲間でＳ君、
器用な男で、知らなくてもいいような事を人一倍知っていて、たまに
驚くような事をしでかす変わり者。ゲームおたくに始まり、アニメやら
何やら（私はあまり詳しくないですが．．．）そういう筋のネタなら一晩でも
喋り続けられる剛の者。そんな彼がインターネットでＨな画像
を収集しだして、
ハードディスクが満杯状態になるのにそれほど時間はかからなかった。
そこで早速ＣＤ−Ｒを導入。私が色々教えて画像をため込んだＣＤを
授業料代わりにもらい、順調にコレクションを増やして行った
とさ。
欲が出始めると画像の交換や、コレクションの公開を始め随分と派手になって
きたそんなある日、メールで画像の交換をしている相手から、前から
欲しかった画像が（かなりハードな奴）手に入ったとの知らせがあり、今や
遅しと待ちこがれていた。そこへ彼のお気に入りの社員の女の子が彼の席へ
来て、プログラムの使い方を教えて欲しいと頼んできた。
くだんのメールを確認してから「で、何が判らないの」と聞くと、Ｓ君が
使っている「メーラーの基本設定を少し変えたい」と彼女。これはやばい！
昼間っから、しかも会社であんなメールのやりとりしているのがバレたら
えらいことだ．．．と思ったＳ君は彼女に「ああ、悪いんだけどちょっと
キャビネットの雑誌取ってきてくれない、あれに設定一覧が載ってたと思う
今月号ね！」そういうと彼女は「は〜い」と足どりも軽やかに隣室へ。
今のうちだとばかり、メールを開いて添付ファイルを隠しフォルダに保存して
くだんのメールを大急ぎで削除。本人ですらその器用さには驚くほどで、
ほんの数秒で操作は完了したはずだった。彼女が必要と思える設定を自らの
マシンを 使って教えて、完ぺきとも思えるご指導で「ありがとうございました」
という 声と共に彼女は彼のデスクを後にするはずだった。しかし、「キャァ〜〜〜」
と言う悲鳴に、彼の自慢顔は凍り付いた。彼女が閉じたメールソフトの下
には 例の画像が画面いっぱいに広がっていた。
［そ〜か、あわてて（名前を付けて保存） の下の（壁紙として保存）
をクリックしちゃったんだ］
という冷静な自己判断も その日の内に社内に広まった噂に、居場所を
失ったＳ君。彼女はそれから 口もきいてくれないと、がっかりしていました。
本人の弁
「エロ画像・ 操作まちがえ・身の破滅・明日は左遷か・リストラかもね」．．．
今の所まだＳ君は同じ会社の同じフロアにいますが．．．
ｂｙ ９７％！ コンポーザー 兼 ドラマー 兼 笑って頂ければ．．． 「BBD」