リレーコラム

　

1999.07.25

　
毎度お騒がせしています。 Ｋ君です。
と言っても初めてここには書くので、
自己紹介 （は、しちゃいけないそうなので）というよりは
身の回りの出来事を。
　
人に物を教える職業なので、あまり常識はずれな事を
言ったり書いたり出来ない身分だったりするので、
都合良く「独り言」と言う事にしておいて下さい。
　
元来、自分が理科系の頭だと信じ込んでいて、
進路まで そういう流れで決めてしまって、今更後悔してたりする。
何故かと言うと、自分は理論的な人間じゃ無い様な気が してるのに、
世の中の全てを理論で片づけようとする学問を事もあろうに、
人にまで教えているという、いささか禅問答のような生活しているからで、
でも教えるのは嫌いでないからまだ良いかも知れない。
　
このコラム、ここまで職業・仕事なんかのテーマが
続いているのでそっちへ走ったけど、そもそも仕事に
情熱とか理想とかそういう感情をさらっと導入できない自分が
何となく哀れだった時期もあるけど、今やそうではない部分に
興味を持っていたりするのでそれを少し書いてみよう。

　

音楽が好きだったりして、まあそれがこの作家集団に
巡り会えた理由だったりするけど、自分でも色々作ったけど
小さいときや学生時代にも、それから仕事始めても
とにかく聴いた聴いた．．．
　
集まったレコード（歳がバレる）数千枚にＣＤでももう壁
の色が何色だったか判らないくらいで、
「大地震がきたら火事とか津波とかの前に、レコードとＣＤで潰されるね」
とは９７％のＢＢＤ氏の談。
　
最近あたらし物好きの知人あたりから出てくる奇怪な
インディーズＣＤを、周りにいる教え子達に聴かせると、この反応が面白い。
常軌を逸している作品が多い事もあるのか、反応も画一化されていない。
　
幾つか紹介して置こうかな。
ビジュアル系の新人バンドを聴いて
「これまちがってるよ」（この女の子はピアノを習っているそうだ）
「カッコイイ！」（男子・体育会系）
「いくらで売るの、ダビングして」（女子・普通の子）
　
ソウル風女性ボーカル（当世流行売れ筋系）
「これってヒッキーの新曲？」（女子・ファーストフード店でアルバイト中）
「英語うまいね」（男子・普通の子．．．でも歌詞は日本語だぞ）
「．．．（いきなり踊り出す）」（女子・少し肌黒め）
「ジャケ写、前向いてないからきっと可愛くないんだろ」（男子・正しい！）
「ラップ入ってない！頭来た」（女子・怒るなっ！）
　
昔懐かしヘビメタ歌謡曲！を聴いて
「このお兄さんキレてるよ」（女子・帰宅直前）
「知ってる。あーあーっていうコーヒーの宣伝の人でしょ」（男子・帰宅直前）
「なんか、クサそう」（女子・ジャケットの革ジャン見て）
「古いよ、３０年前の曲！絶対売れない」（男子・何年生きてるんだ？）
　
この近所のページで売ってる怪しいＣＤ（顔文字魚付き）
「変！」（女子・その言葉が聴きたかった）
「駄目、これ写真が付いてない、コンセプトが判らない」（女子・ホー！）
「なんか寄せ集めだね、曲調に統一感がない」（男子・反省！）
「何これ！」（と言ったままこの女子はＣＤを持ち帰ってしまった）
「判る判る！」（女子・ズル休みを聴いて．．．真似するなよ！）
「ぜんぜんおもしろくない」（女子・怒っていた）
　
音楽だけは、理論で計れないね。ねえＢＢＤさん！
次はもう少し頑張ろうね！（俺が悪いのか？）
　
ｂｙ　９７％！　コンセプトディレクター　「Ｋ」
　
　
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