One of My Favourite

このコーナーは僕の好きなもの、おすすめなものを紹介してゆくコラムです。

2000年10月


「オリンピック」
スポーツ好きの私としてはこれを書かねば!
ということで、ちょっとずれ込んでしまいましたが、
今回はオリンピックのリポートっす。
シドニーまで行って参りましたあ〜〜〜〜...嘘です。
 
いやあ〜実は9/13のマローネのライブの翌日から体調を崩して、
そのうえ、ギックリ腰もどきにもなり、「あ〜あ、やってらんねえ〜」
と寝転がり、目の前のテレビのスイッチを押すと、
どこかしらのチャンネルでやってるシドニーオリンピック!
 
見たぜえ。
こんなにオリンピックみたのは生まれて初めてっす。
まずはやはり柔道でしょう。田村亮子でしょう。
 
柔道の試合って女子は4分、男子は5分なんだけど、出場してる
日本選手がポイントあげてるときは、最後の一分がすご〜く
長く感じるし、逆の時は、すんごいあせるんだよね。
ヤワラちゃんの場合は準決勝戦だったか優勢勝の試合。
やばいと思いました。新聞でも書いてあったけど、選手としてのピークは
過ぎてる感じがしました。素人の感想なんで、怒んないで欲しいんですが。
(柔道関係者のかたライブにお越し下さい!?)スポーツ選手
にとって、自分のピークっていつわかるんだろうという疑問が
常々あって、ピークの真只中では、きっと
「まだまだ上がってゆくぞお〜」と思うだろうし、ピークを
ちょっと過ぎたとこでは、「またもちかえすぞ」と思うだろうし、
やっぱ1年ぐらいたってわかんだろうなあ。
 
ちなみに私の持久力のピークは17才で(ごくごく普通ですみません)、
筋力のピークは30才位(これは力仕事やってたから)で、
体力のピークは30才〜31才(力仕事でギックリ腰やったから)
と書きながら、まったくドラマがないんでどうでもいいんですが、
彼らスポーツ選手には、ある種感傷的になる
ものがあるんではなかろうかと。
 
速球投手が、なかなか自分の直球に見切りをつけられないって話を
思い出してしまうんだよね。
 
で、柔道初日の野村選手!これは世界で一番強いのは俺だ〜っ
てオーラが出てました。見てて楽しいよね。こういう人の試合は。
 
そして、水泳!田島選手の泳いだあとのインタビューが最高でした。
「めっちゃ悔しいですうー。金がいいですうー。」千葉すずの件もあり、
きっと日本の水泳界は儒教の教えが深く浸透していて、
「がんばりました。がんばってがんばってがんばりました。
御声援有り難うございました。」というようなコメントかと思いきや、
あれだったんで、かなり衝撃を受けたんだよね。
 
そのあと表彰式の際には、台から降りる時、足すべらすし、
その上、足くじいて、次の日だったか他の種目キャンセルするし
で「今回のお調子者大会!金メダルは私よ」とばかりの振るまい。
 
はっきりいって大好きです。お調子者といえば、ちなみに僕は週4日
ぐらいプールで泳いでるンですが、水泳競技の自由形を見た際にターン
したあとバタ足ではなく、ドルフィンキックをやってるのを発見して、
「そうかあ」と早速試してみました。
次の日ギックリ腰になりました。バカでした。
 
お調子者で思い出しました。柔道の野村、瀧本、井上の
金メダルトリオのテレビでのインタビュー。
日本のスタジオのゲストは広末涼子だったんだけど、
御覧になられましたでしょうか。
もう調子にノリ放題の高校生的な悪行三昧!
「広末さんのために頑張ります」みたいなこと言ったぞ。
ほかにもインタビュアーがお涙ちょうだいっぽい事を聞くと、
必ずちゃかしたような返事したし。
 
僕のいった高校の柔道の先生が、その当時世界で一番恐かった
こともあり、きっと日本の柔道界は儒教の教えが深く浸透していて・・・・。
どうでしょう。
 
そしてシンクロナイズドスイミング!。
本来僕はあの化粧に拒否反応があり、お父さんが許しても私が許さん!
といった断固とした態度でのぞんでいたんですが、
今回ですっかり魅了されてしまいました。
 
予選が特に素晴らしかったッス。空手をテーマにした演技。
御存じかもしれませんが、プールに入る前に
デモンストレーションみたいなことをやるんだけど、
その時点でもっていかれました。
鳥肌がたったね。
なんか空間を自分達のものにしているっちゅうか、
自分達が空気を動かしてるというか、かっこよかったです。
でもアップで見るとやはり化粧がこわいです。
 
ソフトボールもすっかり魅了されました。
何回ピンチを背負っても最終的には勝つんだよね。
まるで、最初は敵の罠にはまり、苦悩する仮面ライダーである
ところの本郷猛のような、水戸黄門における水戸光國公のような
、しかし結局は勝つというドラマですよ。いやあ〜ホントに頼もしかったッス。
 
話は変わるんだけど、今回見てて思ったのは、
実況しているアナウンサー。詳しいんだよね。
しかも入れこんでる。その競技に。
 
ここで僕が言ってるのは競技内容はもちろんのこと、
その選手たちへの詳しいコメントなんですが、
たとえばソフトボールでは、再三ピンチを切り抜けた石川って
ピッチャーに対して、「この石川って選手はどちらかというとルックスが
先行していて、精神的な強さでいうとどうかなと思っていたのですが、
いやいやなかなかどうして恐れ入りました。」
昨日からのファンには言えません。
 
余談ですが、この石川選手、試合中は帽子を被ってて、
しかもその日は天気が良くて、顔が陰になってて見えず、
僕はこの「ルックス先行」が気になって気になって仕方なく、次の日、
本屋で確認したということを付け加えさせていただきます。
そしてなかなか、かわいかったという事を付け加えさせていただきます。
 
そして高橋尚子選手!以前から私はマラソン中継が好きで、
これは小さい頃に親父がよく見てたせいだと思うんだけど、
今回は特別です。
もう日本の選考レースから盛り上がっておりました私は。
見ました?弘山とシモンのデッドヒート。
久しぶりに最後まで惹き付けられてしまいました。
残念ながら弘山選手は出場できませんでしたが。
そうそのシモンです。高橋と最後に残ったのは。
 
実はこのオリンピックマラソン中継を世界で一番楽しみにしてた
男である私。気がつくとその日に仕事をいれてました。
どうしてホワ〜イ。しかも最初の一時間だけ見て、
後ろ髪ひかれる思いで家を出ました。なぜホワ〜イ。
最初の電車の乗り継ぎの時、家に電話をいれ聞きました。
するとあのシモンが高橋にくっついているというじゃないかあ〜。
いやあ電車の中で悔やみました。その日仕事をいれたことを。
なんてことだテルミーハワ〜イ。熱が40度あるとか嘘言って
さぼりゃあよかった。
 
そして次の乗り継ぎでまた電話。そして金!嬉しい!
しかし見たかったあ。
 
やはりスポーツはライブでみるのが一番です。
結果だけだと興奮しないね今ひとつ。
でもニュースで見たけど、レース終了後の晴れやかな笑顔
そして涙まったくなし!これはヨカッタね。
だいたい苦労話が嫌いで、常々試合後のインタビューは
どうにかなんないのと思ってましたんで、今回の高橋
そして競泳の田嶋はみててスッキリしました。
 
てな感じで特に印象に残った競技だけ書いてみました。
もしよかったら、オリンピックの話ホームページに送ってください。
お待ちしてます。
 
ではまた。

ご意見ご感想をお待ちしております。
ホームページで取り上げたいと思います。
福冨英明へメール
2000.10.22
 
戻る