題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」
特別編「ロンドン紀行」
2002.01.29
其の11.ケンブリッジの日々
Cambridge Again 編
☆ さらに日常のご紹介! ☆
さてさて、戻ってまいりました。ケンブリッジ...
少しおとなしい生活がまた始まります。
これは最初に持って来た花束(キングスクロス駅で購入£25、高い!)
次の週末にホームパーティーをして翌日にはロンドン市内に移動。
2・4、5とロンドンで過ごし、2・6の早朝に今度はヒースロー空港から東京への
帰途につきます。で、このコラムをここで書く予定も後数回...この週末にPC
を叔母に明渡すために自分のユーテュリティ関係、私用ファイルなどは消して
新たにセットアップする予定。叔母は日本語のワープロを持っていましたが、すでに
耐用年数超過で、異国の地ということもあり動かない...(見たら、FDDが壊れている
だけなんだけど、秋葉原がないからジャンクからスペアのドライブ拾えないし...)
で、自分が運んだ中古のPCを置いてゆくことになった次第です。
叔母の家のダイニングには写真がいっぱい(俺と重役の写真も加わりました)
2・2、3に引渡しが始まるので、コラムがかけるのは2・3までかな。
3日はパーティなので、もしかしたら前日までかもしれませんが、あと3〜5回
ってところで、後は帰国後に書きましょう。
部屋に日本人形があったりします
さて、この周辺ではご覧の通り非常に広大なつくりで、やはり車がないとなかなか不便。
ということで自分も東京で国際免許をとり、初体験ながら英国での運転に挑戦しました。
車はドイツも日本も英国も、ウチの家系はトヨタが好きらしい
まずは国際免許ですが、鮫洲に行って窓口にパスポート・写真・免許・申請用紙、
これだけもっていくと2700円程で作ってくれます。自分は1時間くらいかかるだろうと
思ったけど、僅か10分で出来てしまいました。
自分が普段乗っている車とあまり変わらなくてラッキー
運転の機会はあまりに突然やってきました。従姉妹がスーパーに買い物に行くという事で
それにくっついて、横に叔母を乗せ10キロほど先のロイストンの町へ...
これが、イキナリだったので面食らった...
突然ですがモーガン君登場(サービスカット)
まあ、多少は運転に関する基礎知識を読んできたものの、読むのとやるのでは大きな差が...
通行帯や、表示はあまり変わらないし、なにせ運転する車がカローラで自分が数年前
運転していたものと殆ど同じ。車庫から出して住宅街の道へ出たとたん何故かワイパーが!
ワイパーと方向指示機のついている位置が逆で、何回これを繰り返したかわかりません。
街の中は30マイル制限・ゆっくりという意味ですよ...「早く殺してやりたい」じゃないっす
叔母は制限速度とかレーンに関してはかなりまじめで、しかもうるさく、ここは30マイル
とかここは最高50マイルまでとか、いちいち指示してくれます。
田舎道は良かったのですが、実際に国道へ出ると、もうハイウエイ状態でみんな速い。
従姉妹は前をスイスイといってしまうのに、叔母は速度が出すぎとか交通ルールについて
も話しているので、何とか追いつこうと必死(見失ったらマズイと思って)...するとラウンド
アバウトが出現。どうするんじゃ〜...ピンチ!!
ラウンドアバウトの概念図(汚くて失礼・ガイドの挿絵をデジカメで撮ったもんで)
ラウンドアバウトというのは、英国特有の交差点で信号がない上に、常時進入可能で、
広い国道などにもたくさんついています。横道にそれますがイエスの名曲”ラウンドアバウト”
はつまり交差点という意味なのかと思い、感動した覚えもありますが、実際は国道などで
スピードを殺すために(円周型なのでそんなにスピードは出せない)も、非常に機能的に
使えるもので、至る所にあります。信号がいらないから設置費用もかからず経済的。
60マイル前後から急に減速して、交通ルールどおりだと侵入する前にある停止線で
右から来る車を睨みながら進入すると、自分の出たい方向の出口が近づいたら指示器を
出して、その出口に進入。で、再び直進運転に入るわけですな。
んで、えらい目にあいました。実のところ車線があまりはっきりと見えなかったのも
あるんだけど、一時停止する場所をまずオーバーラン、で入ったと思ったら指示器を出せ
とのご指摘で、焦りましてワイパーを動かし、進入方向の車線に入るところを(何故か
2車線のでっかいラウンドアバウトだった)2車線の中央を走ってしまい、後ろの車に
がなられました...叔母はビックリして、かなり怒ってましたが、こちとら必死なので
あわくって、恐縮したまま次のラウンドアバウトへ...もちろんメチャクチャゆっくり...
んでまた、遅いと言われ、まあサンザンだった訳です。
これがケンブリッジに到着した翌日の出来事で、それ以来なんとなく運転は敬遠して
すごしましたが、以降は叔母の用事のたびに運転して、まあなんとか慣れてきまして。
今日はケンブリッジの病院まで叔母とお手伝いのリンダさんを連れて行ってまいりました。
少し運転するとこんな旧家が並ぶ街並みに突入
もとより、日本では運転暦15年のベテランドライバーですが、やはり慣れないものは
いきなり挑戦するものじゃない...体が慣れればきっと何てことないんでしょうが、
信号のないところ(交差点)を曲がるのは、やはり驚きですね...
隣町(メルボルン、どこかと同じ名前)にはきれいな小川がありました
慣れてくると、日本のドライバーは小回りが利くし、器用なので非常に安全とか。
スピード感覚もドイツで見てきた感じから想像すると、英国の方が楽というかのんびり
していて、速度を遵守していても文句は言われないようなので、これも国民性が
垣間見られる部分ではあります。まあドイツならアウトバーンも走ってみたいけど、
160キロとかで走ったら結構怖いかもね...なにせ右側通行(歩行者も横断歩道など
では注意!右を見てわたろうとすると左から車が...あの国は車優先の社会なので轢かれ
ても文句言えなそう)だし...周りは速い車ばっかりだしね...
これは樹に寄生した樹...変なもの見つけたなぁ
さて、少し貨幣について触れましょう。
英国のコインは写真のように種類があり、価値観も日本の硬貨に似ていました。
左から £2 ・ £1 ・ 50P ・ 20P ・ 5P ・ 2P ・ 1P あれっ10Pが抜けてる!
大体£2が日本の500円玉。しかし、食べ物は高くハンバーガーは最低でも大体£2で、
セットなどは£2.70とかです。ファーストフードでも間違いなく5〜600円は一回の食事で
取られる訳で、280円で牛丼一杯なんていうのはないと思ったほうがいい。
£1が200円ほどなので、これでジュースや水が2本買えると思うとそうはいかない。
駅や空港などでは£1.20〜2程度で、コンビニのようなところでも£0.75くらいだから
結構高い。公衆電話で話すときには最初に20P(:ペンス・£0.20)かかるから是非
ご用意を...で、例えば携帯電話などに電話して、最初の20Pがなくなって大きいコインを
いれて話すとする、でも大抵使い切らずに終わるけど大丈夫、英国もドイツも公衆電話は
おつりが出てくる。最初ビックリしたけどあたりまえだよな、フツ〜(日本がおかしい!)。
地下鉄などは初乗り£1.60で、「日本と同じぃ〜」とか思ったら、良く考えたら倍ってこと。
ただ、何回も利用する場合は£4で周遊券みたいなのが買えるからそっちが便利。
ロンドンの地下鉄は毎年値上がりするそうで、インフレは底なし状態...
前にも書いたとおりで総じて物価は高く、特に生活する身の回りのものが異常に高い。
スーパーで一週間分の食料を買うと軽く£200近く(4万円)行っちゃうから、驚き!
ちょっと安月給じゃ生活できない...コンサートもライブハウスで£10〜25、デイブギルモア
は£45だったそうだから、日本で外人のタレントのライブ見るのは贅沢だし、安いのかもしれない。
今日は筆者に甘えるモーガン君でお別れ
今度来るときは少し多めにお金を用意してから来ないとね。ではまた!
BBD
2001.01.29 (運転は・ラウンドアバウト・まず止まる...)
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