業界初!技術系コラム
題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」
2001.09.25
9月って意外と簡単におわっちまったっすね...
いつのまにか10月だってさ...秋かい あ・き ...
デブにはこたえられん食欲の秋...。 食うぜィ!
なんかえらいドタバタした9月でしたが、なんとか乗り切ったぜ!
さすがに、冷房は止めたけど、まだTシャツに短パンさ!、じゃいくぜ!
「今更聞けない技術の話」だぁぁぁ!
AI見に行くぞ〜って、宮田愛の「AI」じゃないぞ。(映画の話)
って先月もかいたけどまだ行ってません...見る気ないんじゃん!
(実は違う映画見る予定も入っちゃいました。裏切り者っす!?)
こいつのせいでテンテコ舞!...
って話は先月書いたけど、忙しかったせいか最近は
妙にじゃれ付いてきて、散々人の触っている物を蹴散らかした
かと思うと、いきなり所かまわずスリスリ...
で、放っといて部屋を出ようとすると「ピィ〜ピャ〜」
(まだ子供なんでトーンが高く、こんな感じ...)と
あたかも「え〜もう行っちゃうの!?もっと遊んでよ!」
とでも言わんばかりに睨み付ける...
しかし、相変わらず色々な物を破壊するので、困っております。
自ら集めているMIUのボトルキャップ「深海生物フィギュアコレクション」
を2つばかりカジられて、泣いております。
さてさて、ついでに先月も書いた朗読CDの話。
現在、キンパチ先生などで(この冬再開!)ご存知の金田明夫さんが
語り手の朗読CDを作成中。当事務所の看板CDシリーズの元祖になった
「円こどもステージ『…あらしのよるに』
作:木村裕一」
原作の絵本を、楽しく朗読する企画です。 ここ参照
-----(ちょっと以下は先月の抜粋です)-----
金田さんは、テレビでもお馴染みなばかりでなく、円所属の立派な舞台俳優で、
その演技力には定評があり、またそのトークには魅了されてしまう同業の俳優さんも多数。
そしてこの「…あらしのよるに」初演時には主役でご出演!
この時の舞台は数々の賞に輝き特に厚生大臣賞をいただいたのはなかなか凄かった!
演出の小森美巳さん (ここ参照)
は勿論、小森音楽事務所所属ですが実は代表取締役
で私なんか部下(というより、小間使い!?)でありまして、悪口書けないんで一応
良い事ばかり書きますが、あの「おかあさんといっしょ」の初代プロデューサー
(ってことはNHKのOG) で、後に岸田今日子さんと仲谷昇さん主催の「演劇集団・円」
の演出部に所属して、数々の子供向け舞台をプロデュースしてきた人です。
近々、部分的にも公開いたしますので、お楽しみに!
CD化の予定は今年の年末です。
朗読といえば、最近は「金子みすゞ」
さんにまつわる、
お話のCDも再版が出来たので、一生懸命売っております。
そのCDは同じく演劇集団・円所属の、これまたお馴染み
橋爪功さんがナレーションを担当し、同じく円の高橋理恵子さんが
朗読の他、唄も歌っております。非常に素朴に、「金子みすゞ」の世界
を表現しておりますので、是非お求めを!(宣伝っした!)
さらにお馴染み黒柳徹子さんの自伝「窓ぎわのトットちゃん」を
物語にしたCD・音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」が再発売なりました。
1982年に演奏会として行われた公演の模様をCDにしました。
感動の名作をオーケストラと黒柳さんの詩の朗読で再現した、大ヒット作です。
詳細はこちらまで、通信販売実施中!
是非お求めを! (さらに宣伝っした!)
さらに上記のCDがオークションでもお求め頂けます。
技術的にはこういう朗読モノの編集には色々と苦労が付きまとって
なかなか大変でした。なんせ、音楽と違って声だけしか流れないから
やっぱり雑音が気になって、スタジオも防音が完璧でないから
その辺も大変でした。幸いこまめにやればその辺は何とかなる物で
テスト編集が終わった段階で、プロデューサー関係も少し納得が行く物
が出来た感じです。
んでもって、やっと本題に入って...え〜と今回はぁ...
そうそう!「アナログとデジタル」 の3回目ですね。
前回は...え〜っと、
CDとかMDなんていうデジタルの音響機器は、
"人間の耳を騙す" 作業をしているのです。
当然、間のデータが所々抜けているんですから。
何を人聞きの悪い...って感じですが、
デジタルの音響技術はここにすべて根差しています。
なんて感じダッタですね。
デジタルの悪口ばっかり書いているみたいだけど、
ここで少し、一般的に考えてヨイショしておかなきゃね。
今回は、あまり技術的な細かい話が出てきませんが
まあ、その方がとっつき易いかなと...いうのもありきで!
さてさて、皆さんが普段聴いている音楽ってのは、
デジタルでしょうか アナログでしょうか
?...
これが今回のテーマですが、答えや如何に??
って、ある見地から見れば 「全部アナログ」
ってのがある意味正解!
何故かって...だって、貴方の耳は 「アナログ」 でしょ。
結局、全ての音楽が空気を伝播して耳に届く時、
それは連続的な振動になっていて、少なくとも絶対に
”1”、”0”で構成されたデータではないでしょう。
ここで面白いのが、人間の耳っていうのは個体差が有り
例えば「一般の人がうるさいと感じる騒音の基準値は75ホン」
っていう、なんかあたかも全員が同じ事を、同じように、同じ程度で
感じているような、そういう表記がなされていますが、
例えば敏感な人ならその3分の1くらいでもうるさいと感じたり、
毎日「ハードコアを大音量のヘッドホーンで聞いている人」だったら
90ホンでもうるさくなかったりして...
まあこれはあくまで「耳の感度」について、基準を設ける為に
ガイドラインのような物を作っただけの事で、
貴方の耳が妙に敏感だったり、鈍感だったりっていうのを
評価する為にある訳ではない。
これと同じように、音の音量とか音質だけでなく、
音楽については、感じる方側の感性に驚くほどの個体差
があって、これが強いて言えば「音楽の趣味」になってる
訳でしょう。...チョット脱線...
まあ、それが音楽をやっている者、作っている者の「永遠のテーマ」
でも有る訳だから、ここで軽々しく論じても始まらない...
でも、日本っていう国は「隣の○○ちゃんが聞いているから、
私も聞こう...」的な多数派の音楽が完全に中心に
なっている傾向が顕著だと思います。...さらに脱線...
技術的な見地に戻りましょう!
昔、良く論議になった
「レコードとCD、どっちが良い音?」
これって、いうのが結構難しい話で...
この質問には「永遠の謎」が隠されているのです。
それは...「良い音」の基準って何??...っちゅう事です。
たとえば、基準を「再現性」について限定するならCDの勝ち。
基準を「再現周波数帯域」について限定するならレコードの勝ち。
再現性っていうのは、元のソースと再現された音の比較で、
原音と再現された時の音に含まれる雑音(:ノイズ)の比率で
表します。これを、S/N比といいますがこのSはSignal(:信号)
でNはNoise(:雑音)を表しています。CDだと90db以上で、
これって大雑把だけど再現性が90%前後になるって事です。
対してレコードの方は状態に個体差が有るんだけど、大体
60〜75%ってのが良い方で、これだけ見てもかなりの差。
しかし、再現できる周波数帯はCDでは20Hz〜20KHzって
完全に限定されています。これは「人間の耳に聞こえると
いわれている周波数帯域をカバーする範囲」と言う見地から
決められた物で、これ以上や以下の周波数帯をデジタルのデータ
として扱うと、データが莫大になってしまう為に限定した訳です。
レコードに関してはこの部分に制限が無く、理論上
どんな周波数の音でも再現してくれます。
でも知り合いで、「レコード聞いていて、いつも 0.5Hzの
音が聞こえるんだよな...」って奴がいたけど、これって
盤に着いたキズの事。33rpm(Round Per Minute)って
一分間に33回転だから、大体2秒に1回「プチッ!」っていう訳。
って事は「1/2Hz」な訳だ...
また横道にそれた...
結局の所、
「レコードとCD、どっちが良い音?」
の答えって 「人それぞれ」 って事ね。
でも音響の世界から見ると、デジタルの登場で圧倒的に
技術が進んだのは事実。録音・編集など、いままでは
リアルタイムで行なっていた作業が、時間を短縮する
だけではなく、作業の過程もかなり楽になりました。
そしてインターネットの登場で、デジタルの音楽は一歩前進
して、誰もが簡単にWEBから音楽を取り出したり、
聞いたり、持ち運んだり出来る様になった。
10年前はこんな事考えてなかったよなぁ〜。
と、同時にこの10数年でデジタルの音に慣れてしまって、
昔のアナログの音が聞こえてくると、反射的に「古い」とか
「悪い音」みたいな事を言ってしまうのも、事実ですね。
アナログにはアナログの音の良さがあったり、
デジタルにも同じくそういうモノがあったり...
体で感じながら、その上技術的な事も覚えていただいて
最終的には、楽しく音楽を聴いていただければ
この上ない事でございます...店主敬白...
ってな感じで今回は脈絡も無く、あまり技術的な
進展の無い話でしたが、どんなもんだったでしょ?
まだまだ「アナログとデジタル」の講座は続きます。
またまた次回をお楽しみに。
福冨さんじゃないけど、最近更新が滞っているので、
月イチ宣言しちゃおうっかな〜...
まあ、それはそれって事で、今回も雑談しておきましょう。
先日結婚式に呼ばれて、柄にも無く白いネクタイ締めて、昔に買った
ピッチピチの礼服着込んで、猫かぶって(XXLサイズの猫ね)、
行ってまいりました。小生、この歳まで「結婚式」なるもの数多く
呼ばれておりますものの、自分ではまだやっておりませんで、
至極毎回「何で、金払って他人の幸せを祝わなきゃならないんだ!」
みたいな、ちょっと”あまのじゃく”君しております。
ちょっと思い出したんで、ご結婚式のBGMについて...
これって、この仕事している所為もあり、なんか変った
音楽がかかる場合が実に多いんだけど、よく考えるとチョット
面白かったりっていうケースが有って、そういうのはお二人の
ご趣味とかに左右されているんだろうけど、自分の身辺で
そういうことがあったら、こういうのには気を配りたい
(他人の事をネタにした分、気を付けないと...)もんです。
まあ、一番変ってたのはF氏で、自分の結婚式に自ら
マイクを持ち、実に10曲近く熱唱してしまい...「なんか、
普通にライブに来たみたい」と言われてしまったなんていうのも。
お嫁さんも歌ってましたけど...
さて、
ケース.1
苦節5年...「おまえには不釣り合いだ」とか「分不相応」、
「なんかの間違い」、「彼女の趣味が変だ」、「嘘だ!」
など陰口を叩かれつつも8歳年下のピチピチギャル(完全に死語)
をつかまえ、感極まりながらキャンドルサービスに回るH君と嫁。
BGMは「Beauty & the Beast」
(:ディズニー映画「美女と野獣」サントラより)
出来すぎ...
ケース.2
ちょっとワケアリの2人。Y君はテレクラ狂いの遊び人で、
N子ちゃんは負けじと合コン大好き、オヤジ殺しと異名を取るツワモノ。
しかし、式の最後のご挨拶では、感極まって涙するN子ちゃん。
「Y君の事、一生大切にして、幸せな家庭を...」とのたまい
場内一同感動の渦。そこへ、新婦のリクエストでこの歌を...と
「新婦の大好きな”ホイットニーヒューストン”の
”Save All My Love...”」......あれ、これって不倫の唄じゃ?
ケース.3
厳粛な感じの式。新郎も新婦もまじめ一筋な好人物で、周囲も
祝福の雰囲気。ケーキカットの瞬間...BGMが厳かな雰囲気に
変る...「”I’m not in Love”...っておい!?」
I’m not in Love (10cc) 読んで字のごとく。
ケース.4
仲間内からも少し思慮分別が足りないと後ろ指さされるK君。
表沙汰にはならないが、今日のお相手もクラブに通い詰めて落とした
水商売系の女性。仲人さんは「お二人はテニスクラブで知り合い...」
おっとクラブがちがうんじゃないの?それでも幸せなK君。
K君もニコニコで乾杯のご発声は会社の部長さん。「かんぱ〜い!」
その瞬間、BGMのボリュームが上がる...選曲は70年代
アメリカンポップスマニアのK君!
「What a fool believes, He see...」...野郎狙ったな...
What a fool Believe (邦題:ある愚か者の結論) Doobie Brothers
BGMはTPOに応じて、用量用法を守って正しく使いましょう。
ピン・ポン!
また、来月じゃ!しばしの別れ...つらいのう!
電車の音CD、まだまだしつこくアドレスをもう一度書いておきましょ。
(株式会社東急車輌製造さんが運営しています)
ではまた。 BBD
2001.09.25 (秋本番・野球も終盤・また駄目か!...)
97%!ディレクター兼ドラマー兼コンポーザー兼雑用!!BBD
#比重で言うと、ディレクター<ドラマー<コンポーザー<雑用#
質問やご意見お待ちしております。
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