業界初!技術系コラム
題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」
2001.06.25
6月も殆ど終わり...なんと21世紀も半年過ぎちゃいました。
ウチの会社は7月が決算なんでそろそろジタバタし始めました...
って何が?んんんんん〜わからん けど、そろそろいくじぇ...
「今更聞けない技術の話」だぁぁぁ!
AI見に行くぞ〜って、宮田愛の「AI」じゃないぞ。(映画の話)
何だか判ら無いけど、毎日録音でかなり変になっているBBDじゃぃ!
文句あっか?
さてさて今回は最終編の「インターネット・オークション道(トラブル編)」
(ガチンコじゃありませんが...しつこいって)。
映画といえばペプシのキャップが「猿の惑星」になるそうで、すんごい種類の
お人形さんが登場するんだとぉ。
前にスターウォーズの時はえらい騒ぎになって、ペプシ死ぬほど
飲まされたぞ。(私はコレクターではないが)
おかげで腎臓悪くしてひどい目にあったから、今度は欲しいけど
絶対飲まないぞ〜。身体のためにもオークションで全部揃えてやる...
って感じですが、きっと発売されたら忘れちゃうんだろうな。
何故か近況ですが、最近は97%!の録音も進めていますが、
それ以外にも色々なモノを録音しています。
一番自分でも驚いているのは、昔録音したカセットテープの音をCDに直す仕事で
色々と今では聞けなくなった音が登場して、楽しいやら驚くやら。
まあそのうちに公開し始める予定なので、ご期待を。
その他にもナレーション・朗読・実況・街の音・果ては雑音まで色々と
録音しています。これが意外と聞き慣れた音でも何回も何回も
聞いている内に、いままで鳴っていなかった音が聞こえてきたりするから不思議。
先日も朗読の仕事で、録音した声の後ろにかすかに豆腐屋のらっぱの音
が鳴っていたり、とある集会の殆ど雑談でワイワイいっちゃっている所で、
誰かが開けた缶ジュースの音とか、だんだん恐ろしくなってきました。
この朗読の主が恐ろしく面白い人で、このHPにもしばし登場願ったりして
いますがあの有名な「キンパツ先生」(...じゃなかったっけ?)等に
でていた金田氏で(「私を温泉に連れてって」はもうすぐ最終回)、
この方も話していらっしゃいましたが、変に絵が付いていて見たままの映像
から何かを感じるより、音だけっていう方がよっぽど心の動きが大きい
時があるそうで、例 えば怪談とかを再現フィルムで見るより、耳元で
「ヒュ〜ゥゥ」とかやられた方が、 よほど恐いときがあると。
全ては想像力の問題で、想像力が逞しい人間ほど脅かし易いんだそうです。
まあこの朗読CDが秋には出来上がるので乞うご期待。
さてさてオークション道の続きです。
最初は前回の最後の部分から。
☆オークションの最大の醍醐味はなんといっても、普通には手に
入らない物が、商品として多数扱われている事で、前回書いた
セカンドマーケットの本質はここにあるということです。
発売完了品・絶版・おまけ等の非売品・骨董品・珍品・貴重品などなど、
需要と供給のバランスが微妙な物程人気を呼ぶ訳です。
そう言う物に値付けをするのはなかなか難しいので、コレクター相手に
商売をしているショップはやはり主観的に価格を設定し、それをお客さんの
判断で客観性を持たせる、そんな作業の繰り返しから相場が生まれる訳です。
従ってインターネットオークションでも、主観的な価格の読みが
取り返しの付かない後悔を生んだりする事もあります。
どうしても欲しい物を目の前で他人が持ち去っていく光景は
経済的なバランス感覚を越えて"悔しい"ものですよ。
この辺がコレクターとかマニアあるいはオークションマニアと
呼ばれる人達の共通した意識らしいです。
この辺を色々論じた掲示板とか、サイトも結構あって、なかなか白熱した
論戦を展開していて面白いですよ。(えっ、教えませんよ...自分で
捜してみて下さい、便利な検索エンジンがあるでしょ...ヒントっすか...
一般家庭だと、ビデオがつながっているチャンネルかな!?)
こういう所で論じられている落札作戦には、専門的な用語もあって面白いです。
例えば、入札する動作を「叩く」なんて言いますね。
値段を上げるときにも言ってます。
おそらく、入札しても誰かが自動入札でそれ以上の値段を
入れているとき、自分が最高額にならずにあせって、キーボードを
叩いている姿から来たのでしょうか。
説明文にキーワードをずらっと並べている奴は、
「検索妨害」とか「射的の景品」なんて書いて有るのもありました。
並んでいるだけで手に入らないって所ですかね。
これは一般的に嫌われています。
あまり過剰になりすぎると掲示板で攻撃の対象になりそれが元で嫌がらせ
されたり、そんな事も多かったみたいですよ。まあ数個だけ、本当に
関連がありそうなキーワードを説明文に加えるのは効果的だと思いますが。
作戦的には、自分が出品したオークションの価格を引き上げるために、
自分で別 IDを使って入札するなんていうのも良くある話です。
これは「自作自演」とか「カラ入札」、「クレーン」なんていう場合も
あるようですが、基本的にこれは禁止事項ですね。
同じ人が2つ ID持つのは可能ですが、これをやると一応
おとがめ有りだそうです。(6月以降は特に)
まあ友人に手伝わせれば同じ事が出来るので、完全な防止は出来ない
でしょうが、特に延長有りのオプションが着いていて、時間がどんどん
伸びているときなど、自分と2人だけが入札を続けている場合だと
「こいつ出品してる本人じゃ無いの!?」とか疑いたくなったりもします。
ひどいケースでは幾ら入札しても少しだけ上乗せして入札され、
諦めたら出品者から 「1位落札者が辞退(キャンセル)したので
あなたが落札者になりました」なんて連絡がくる場合がある。
証拠は入札している側からはつかめないので、なんともしようがないですが。
確かに実勢価格が10000円前後の物を開始価格が
100円から...っていうの は目を引く出品だし、こういう物を
見つけるのが楽しみという人間も多いはず。
そこで詳細を見てみるとなんと最低落札価格もついていない...
となれば、人気が出るのは間違い無し。
だけど、例えば1000円とか2000円とかで落札されてしまった
場合にはどうするか?!...この場合は、この値段で取り引きしなければ
いけない、といのが大原則ですが、中には「思っていた値段まで
行かなかったので、この落札は取り消させて頂きます」と正直なのか
横暴なのか判らないメールを送ってくる人もいて、トラブルの素になってます。
だからっていって、自分で値段を釣り上げるのも如何な物か?
やはり値段は適性に付けないといけないようです。
ここまでにも幾つかトラブルの例を挙げましたが、トラブルに付いては
避けて通れない「評価」について。
これは最後の方に少し説明を加えますので、ここでは敢えて詳細部分までは
行きませんが、上の場合などトラブルについて評価欄で戦っているケースも多いです。
さて、先程は「自作自演」など延長させながら(させない場合も有りますが)
価格の釣り上げ工作だったので今度は、延長オプション無しのケースで
行ってみましょう。これで一番目立つのが、終了時間に一瞬で全ての
勝敗が決着してしまうケースで、例えば延長無しで、開始価格500円、
希望価格なしの出品。終了10分前までに入札が12件、
現在の価格は2250円。かなりの人気アイテムだとしましょう。
ここからジリジリと値段が上がり、あと3分で4750円と少し落ちついた
としましょう。 自分は入札に参加して、実は5500円迄なら欲しいと思っ
ていて、既にその値段で 入札して有るとします。
残り時間をカウントダウンして、あと30秒っていう所で、
5500円に到達...まずい!っと慌てて6500円を入札して、
「間に合った〜 !」とばかりに"現在の最高価格です"の表示を見て一安心。
あと3秒・2秒・1秒 ...よし勝った!...と思ったら、6750円で
他の人の名前が落札者欄に載っている。
「えっ...あれぇ!?、そんな筈は無いんだけど...」。
終了時間ギリギリにそこまで競り合っていたのとは
関係ない誰かが、まるで魔法の様に落札してしまう。
これを「秒札」とか「スナイプ」なんて呼んでいます。
秒札とは良く言ったモノで、スナイプは"狙う"っていう意味です。
勿論これは正当な行為で 落札してキャンセルしない限りは
正当な権利の公使です。しかし、実際はこれだけやってキャンセル
してしまう輩もいて、これは愉快犯。
有料化以後は少なくなったみたいですが。
これが物欲だけではなく、競争心とか闘争本能に火を点けてしまう
ケースが意外に多 く、正当な行為だけに被害とも言えず、なかなか恐ろしい。
自分の知人等は、どうしても欲しかったモノを「秒札」されて、
悔しくて眠れなくなり、まるで欲しくもないモノをその夜、徹夜で10件も
逆に「秒札」してリベンジし たとか。
あるいは「秒札」された相手を憶えておいて、そいつが入札しているモノは
なんであろうと(必要有ろうが、なかろうが)落札していた奴もいたな。
この人は、終了の5〜6秒前に現在の価格の大体、倍位を入札するのが
常だそうで これは、同じ事を考えている人間が他にもいると、
「とてつもなく高い買い物をするハメになる」そうです。
現にこの人は、前日には2000円程度で落札されていたCDに
8000円払った事があるそうです。出品者は大喜びだよな。
これに付いても掲示板で色々論議されていますが、実際「秒札」されたからと
言って逆恨みしても、基本的に経済の論理に従えば「合法的な所作」
としか言えないので、 終わってからあがいても無駄。
それで悔やむのなら、一円でも高い値段で
落札すればよろしいと言う結論になってしまいます。
でも目の前で欲しいモノを持って行かれるのは悔しいよね...
本当に価値があると思ったモノには、大抵同じ様な事を考えている人が
寄り集まるものですから、戦いも激化するのが常。
負けて悔しがるくらいならお金を払うほうがいいと思っている人が
如何に多いか良く判ります。日本は平和だね。
友人も、自分も含め、色々聞いてみると「オークションは単にモノが欲しいとか
手にいれたい、あるいは不要なモノを現金化したい」という理由だけで
やっているのではないといいます。
大きな理由はまちまちで、「暇潰し」だったり「征服欲を満たすため」だったり
「仕事のうっぷん晴らし」だったり「他人と簡単にコミュニケーションを取る手段」
だったりします。いずれにしろ本来の経済活動からすこし離れたところで
みんな活用しているようです。
最後に、「評価」についてですが。これが一番人格の現れているところで、
他人の評価を読んでいるだけで結構楽しくなったりします。
オークションの落札者が決まったと同時に出品者と落札者がお互いの
取引態度や状態などを評価しあうそう言う機構です。
評価は5段階で
「非常に良い」・「良い」・「どちらでもない」・「悪い」・「非常 に悪い」
に分かれていて、「非常に良い」・「良い」はプラス1ポイント、
「悪い」 ・「非常に悪い」はマイナス1ポイント、これが評価点になるわけです。
それを何度も繰り返して評価の点数がたまって行くのですが、
あまり評価点が低いと入札を勝手にキャンセルされてしまったり、
マイナスの人は他の人の評価が出来なくなってしまったり、
ID自体削除されるケースもあります。
現在は登録制になって、あまりひどいのはいないようですが、
昔は「オークション荒らし」と呼ばれる人達がいて、IDを幾つも作って、
誰かを攻撃目標にして「非常に悪い」ばかりを何回も入れるためだけに
出品物を落札していたりもしました。
トラブル・特に評価欄での「ののしりあい」は外野がみるとなかなか
見応えのあるモノが多く、また自分がそういうトラブルを回避するためにも、
少しそう言う例を参考にするのがいいでしょう。
多いトラブルの例を少し挙げてみましょう。
・予告もなく勝手にキャンセルされた、
あるいは評価が悪いので勝手にキャンセルした。
・数量と単価の関係がわかりにくく誤解してしまい、買えなくなった、
あるいはキャンセルされた。
・希望していた落札価格に及ばなかったので
勝手に入札をキャンセルされて、品物は再出品された。
・送料が落札価格の割に高く(これは主観的な判断ですが)、
思ったより高くついてしまった。
・全く違うモノが送られてきた。
・入金額が不足していた。
・送られてきた品物の状態が、表記されているモノと違った。
あるいは写真ものとは違った。
・有効期限が送品中に切れてしまった。
・出品者から、あるいは落札者からのメールがこない。
・入金したのに品物がこない。
この中で明らかに問題になるケースが幾つかありますが、
まあ希かな。最近は登録情報がしっかり行き来しているせいか
あまり大事になるトラブルは減りました。
いずれにしろインターネットは見る人の感覚(客観性)と
コミュニケーションを取る相手の感覚(客観性)のズレが
有って当たり前で、考え方を変えればそれが醍醐味でもあると
思っています。皆さんはどうでしょうか?
自分が常識的に考えていて行動しても相手は非常識だと言ったり、
自分では上手く行ったと思っても、相手は”最低”とか思っていたり。
なんか音楽に似てますね...
さてさて、次回は何をテーマにするか?
次回までに考えておきましょう。
オークション関係で困った事や楽しかった事、色々聞かせてください。
また近い将来このへんの特集やりたいと思います。
次回はすでに下半期に突入した7月上旬に...
ではまた。 BBD
2001.06.25 (オークション・届いた荷物は・売ったもの...「ちょっとだけ実話」)
97%!ディレクター兼ドラマー兼コンポーザー兼雑用!!BBD
#比重で言うと、ディレクター<ドラマー<コンポーザー<雑用#
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